今回は、ランクシステムがあるゲームで陥りがちな「ランク上げのパラドックス」について解説する
「ランク上げのパラドックス」とは、「ランクを上げる為の戦術」をこすってランクを上げていた人が、一定のランクで完全に詰んで、そこから上に上がれなくなってしまう現象のことだ(私の造語)
一般的にランクマッチシステムがあるゲームでは、多くの人が「ランクを上げること」を目標にしているだろう
それ自体は悪くないのだが、そこに固執しすぎて、ゲームの総合的な実力はないのに、ランクだけ不相応に高い状態になってしまうとよろしくない
実力というのは、自分に応じたレベルの相手と争っているときに最も効率的に伸びる
低いレベルの相手から得られることは少ないし、相手のレベルが高いとこちらが何も試せずにやられてしまうからだ
ランクだけ不相応に上げてしまった人は、相手のレベルが自分よりはるかに高いので、実力を伸ばすのが難しくなってしまい、一定のランクで詰んでしまう
この状態になると、なんかつまんないからいいやとゲーム自体をやめてしまいがちだ
こういう人はかなり多いと思う
自分の実力を効率的に伸ばしたいのなら、ランクは気にせず自分の能力を伸ばすことだけを意識して、気づいたらランクが上がっていた、くらいのスタンスが望ましい