はじめに
FPSにおける設定はいくつもありますが、中でも最も重要なのが感度(Sensitivity)の設定です
感度一つでその人の実力が左右される可能性もあるので、ここでしっかりとその性質と選び方を学んでいきましょう
感度(センシ)とは
感度やセンシとは、視点の移動量の設定のことです
同じ入力でも、高ければ視点が早く動くし、低ければ視点の動きが遅くなります
一般的にPC勢はセンシ、パッド勢は感度という傾向がありますね
高感度(ハイセンシ)→視点がめっちゃ動く
低感度(ローセンシ)→あんまり視点が動かない
PS4などのパッドではゲーム内設定だけで感度が決定されますが、
PCではDPI(マウスの設定)×ゲーム内設定という2つの値の掛け算で決まるので注意しましょう
DPIに関してはまた別で解説しますが、とりあえず400DPIか800DPIで使いやすいほうを使ってみてください
高感度(ハイセンシ)と中感度(ミドルセンシ)と低感度(ローセンシ)の大体の基準
実際のところどれくらいがハイセンシかローセンシかというのは決まっておらず、みんななんとなくで言っているのが現状です(偉い人が決めてくれればいいのですが)
ゲームによっても異なりますし、腰だめ(素の状態)のセンシなのかADS(覗いている時)のセンシなのかによっても変わってきます
その辺を踏まえた上で、経験的にみんなこれくらいで話してると思われる数値を書いてみます
※180°振り向きとは、ゲーム内のキャラクターが180°真後ろを振り向く際、現実のマウスを何cm移動させるかという指標です
海外では1周を360°Distanceとして表すことが多いです
PS4の場合は自分はCoDパッドしか知らないのですが、一応示すとこんな感じになります (作品によって若干違うのでざっくりです)
ちなみにローセンシのネタ抜きの限界は振り向き1mくらいまでかなと思います
自分も60cmまでは使ったことがありますが、それくらいまでであれば何の問題もなく扱えます
感度の選び方編
結論:全部試せ
最初に結論を言ってしまうと、色んな感度を試してみろ! これが結論になります
後で選び方のヒントも掲載しますが、結論はこれです
選び方と言っておいて全部試せというのは元も子もないのですが、これには理由があるんですね
想像以上に大きい、個人差という存在
我々が人間である以上、そこには個人差というものが存在するわけですが、センシ選びに関しても非常に大きい要素になります
手の大きさ、肘から手首までの距離などの骨格、認識速度などの感覚的な部分、プレイ環境など、100人いれば100通りの違いがあります
実際にゲームのトッププレイヤー達の設定を見ると、どんなゲームにもある程度傾向はあるにせよ、かなりばらつきのある数値になっています
最適な感度が存在するのであればトップ選手たちはみな同じような感度になっているはずですが、現状そうではありません
一応FPSのコミュニティでも万人に最適な感度が存在するという派閥もあったりするので、この辺は割と個々人の哲学によります
慣れればどんな感度でも使えるんだよ
人間には学習能力というものがありますから、どんな感度であっても練習すればそのうち扱えるようになります
ですから、数日使った程度でこの感度は俺には合わねえと判断するのは早計です
完全に慣れてその感度から吸収できるものを吸収しきってから変えましょう
自分で試すことの重要性に関しては、こちらの記事をご覧ください↓
ハイセンシとローセンシどっちがいいの?
高感度は縛りプレイ
敵を狙う為にはマウスやパッドによる入力を敵の大きさの範囲内に収める必要があるわけですが、感度によってその範囲は変化します
振り向きが1cmの人と100cmの人を比べた場合、横だけで考えても100倍範囲が違うわけで、エイムの難易度が全然違います
相対的に考えると、感度を上げると敵が小さくなり、感度を下げると敵が大きくなると考えてOKです
感度が高すぎる人は、自らエイムの難易度を上げる縛りプレイをやっているわけですね
そういう趣味がある人ならあれなんですが、FPSが強くなりたいならただ高いだけの感度には何の意味もないです
感度が低すぎるのも考えもの
高感度は縛りプレイと言いましたが、感度を下げまくればいいかというとそういうわけでもありません
低すぎる感度もこれまたエイムの難易度が上がります
感度が低すぎれば敵に追いつくことができなくなりますし、より大きく速い動作が必要になるのでその分アナログの入力側の精度が下がります
感度を下げてエイムが悪くなるのはこの辺の体の使い方がうまくいっていないからです
感度はバランスが重要
高すぎるのも低すぎるのもエイムに悪影響ということは、感度はバランスが重要ということです
感度を選ぶ時はちょうどいいバランスというキーワードを覚えておきましょう
ゲーム性、プレイスタイルによる違い
ゲーム性やプレイスタイルで適した感度は必ず変わります
敵が小さく正面を向いていれば良いゲームで感度が高くても意味がありませんし、敵が大きく頻繁に振り向く必要があるゲームで感度が低いと行動が制限されるデメリットが目立ちます
プレイスタイルも、後方から援護するスタイルなのか前線を切り崩すタイプなのかによっても変わります
ゲーム性とプレイスタイルに合わせた環境にするのは相当重要です
別ゲーの感覚を持ち込まないようにしましょう
プロゲーマーを参考に
ゲームの傾向を把握したいなら、そのゲームのプロゲーマーの設定を参考にするのもいいでしょう
「ゲーム名 settings」 と検索すればメジャーなゲームはでてきます
個人的なおすすめ
一応最後に、「試すのが大事なのはわかったけど具体的なおすすめ教えてちょ~よ~」というわがままな方に向けて、個人的なおすすめを書いてみたいと思います
最近は比較的敵が大きく、敵と交差しながら撃ち合うスピーディなゲームが増えているため、振り向きと精度を両立できるミドルハイの間で調整するのが良いのではないかと思います
具体的に言うと、PCだと振り向き15cm~20cm、CoDパッドだと6,7,8あたりがおすすめです
参考までに、自分はゲームによって23cm、19cm、15cmを使い分けています
まとめ
・色んな感度を試してみよう
・感度はバランスが重要
・ゲーム性とプレイスタイルを考慮しよう