![マウスの持ち方超徹底解説!最強の持ち方とは【FPS講座】](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/あああSnapShot.jpg)
はじめに
マウスの持ち方に関しては色々な説がありますが、「結局どれが最強か?」「どうやって選ぶべきか」という問に対し、答えは未だに出ていないように思います
今回の記事は、この疑問に一定の結論を出すとともに、マウスの持ち方に関する知識を一気にさらえるようにしました
きっと初心者から上級者の方まで得るものがあると思います
おたのしみに
マウスの持ち方3種類
一般的にマウスには持ち方が3種類あるとされているので、とりあえずそれぞれ解説します
基礎知識がある方はここは飛ばし読みでかまいません
かぶせ持ち(Palm Grip)
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/9167-1-1024x576.jpg)
手全体をべたーっとかぶせたような持ち方です
比較的大型のマウスと相性が良いです
手全体で支える為安定感がある
サイドボタンが押しやすい
指が使えない為、縦方向の細かい操作がしにくい
手の平全体の重さが加わる為、マウスパッドに圧力がかかりやすい
若干クリックしにくい
マウスの相性問題が起こりやすい
掴み持ち(Claw Grip)
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/9168-1024x576.jpg)
かぶせ持ちから指を立たせた持ち方です
大まかな性質はかぶせとほぼ同じですが、個人的にはかぶせの上位互換であると思っています
ほとんどのマウスと相性がいいです
接点が多いので安定感がある
サイドボタンが押しやすい
指を立てているのでクリックしやすい
かぶせよりマウスに圧力がかかりにくい
マウスとの相性問題がほぼない
指がほとんど使えない為、縦方向の細かい操作がしにくい
つまみ持ち(Fingertip Grip)
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/9169-1024x576.jpg)
指だけでつまむように持ちます
完全に指先だけで支える人と、第一関節まで使う人がいます
基本的には小型で左右対称のマウスが扱いやすいです
指が使えるので、縦方向への繊細なエイムが可能
クリックしやすい
接点が少ないので持ち方がずれやすく安定感がない
サイドボタンがかなり押しにくい(特に奥側)
クリック時に圧力がかかりやすい
前接点と後ろ接点
一般的にマウスの持ち方といえば上の3つだけですが、自分はこれに更に前接点という概念を追加したいと思います
上の画像で示されているかぶせ持ちと掴み持ちは、接点・重心が手のひらの後ろ側(下側?)にある状態です
しかし実際には、後ろ側の接点をなくして前側で持つことも可能です
前接点かぶせ、前接点掴みとでもいったところでしょうか
この2つは後ろ接点かぶせ・後ろ接点掴みと区別すべきです(名前は要検討)
前接点かぶせ持ち
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/9170-1024x576.jpg)
かぶせをそのまま後ろにスライドさせた持ち方です
安定感がある
サイドボタンが押しやすい
後ろ接点に比べ縦方向のコントロールが若干しやすい
後ろ接点に比べ圧力がかかりにくい
後ろ接点に比べマウスとの相性問題が起こりにくい
縦方向の細かい操作がしづらい
マウスパッドにやや圧力がかかりやすい
若干クリックしにくい
後ろ接点に比べ若干安定感に欠ける
前接点掴み持ち
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/9171-1024x576.jpg)
形としてはつまみに接点を増やしているので、つまみ寄りの掴みといった性質になります
つまみに比べ安定感がある
後ろ接点に比べ縦方向のコントロールがしやすい
マウスに圧力がかかりにくい
後ろ接点に比べるとやや安定感に欠ける
若干サイドボタンが押しにくい
大型マウスとは相性が悪い
前接点と後ろ接点ではセンシが変わる
支点の記事の手首と肘の話と同じで、前接点と後ろ接点ではマウスセンサーから支点までの距離が変わるので、相対的なセンシが変わります
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/2キャプチャ.png)
前接点のほうがセンサーとの距離が離れているので、相対的にセンシが高くなります
逆にいうと、同じセンシでもより多く画面を動かせるということでもあります
これは、前接点に近いつまみ持ちも同様です
つまみからの移行でセンシの違和感を感じたくない場合は、前接点を使うとよいでしょう
全マウス持ち方レーダーチャート
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/後ろ接点かぶせ持ち.png)
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/後ろ接点掴み持ち.png)
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/つまみ持ち.png)
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/前接点かぶせ持ち.png)
![](https://nekops.com/wp-content/uploads/2020/04/前接点掴み.png)
縦方向のコントロールならつまみ持ち一択だが……
縦軸方向へのエイムで使える身体の支点は、指と肩しかありません
指と肩だと、比べるまでもなく圧倒的に指のほうが精度が良いです
そして指をフルに使えるのはつまみ持ちをした時だけですので、縦のコントロールを重視するなら、つまみ持ち一択です
じゃあつまみ持ちが最強なのか……というと、それはまた違うと私は考えます
最強の持ち方はセンシによって変わる説
今回の主張はこれ、センシによって適切なマウスの持ち方は変わる説です
具体的には、ハイセンシの人はつまみ持ち、ローセンシの人はかぶせ/掴みが合うと考えています
理由を説明しましょう
ハイセンシであれば、指による上下運動で多くの範囲をカバーできますし、大きなマウス移動もないのでつまみ持ちの弱点である安定感のなさが目立ちません
ハイセンシとつまみ持ちの相性は抜群です
しかしローセンシの場合は、指の上下運動では誤差程度しか上下を動かすことができず、大きなマウス移動があるので安定感のなさが目立つようになります
ローセンシとつまみ持ちの相性はよくありません
そもそもローセンシの場合は肩支点でも十分縦方向の精度を保てますし、もっというとローセンシにするようなゲームの場合はそこまで上下方向への精密なエイムが重要でない可能性が高いのです
センシごとのおすすめの持ち方
本当にあくまで目安ですが、安定感とコントロール性で持ち方を決めると以下のようになります
ハイセンシ→つまみ持ち
ミドルセンシ→前接点掴み、前接点かぶせ
ローセンシ→後ろ接点掴み、後ろ接点かぶせ
ざっくりこんな感じです
(ちなみにウルトラハイセンシの場合はかぶせでも細かいコントロールができるので相性が良いです)
持ち方とマウスはやるゲームで決まる
私は基本的にゲーム性によってセンシを変えろという主張をしているのですが、ゲーム性でセンシが決まるということは、それに付随してマウスの持ち方も決まるということができます
更にマウスの持ち方が決まるということは、適したマウスも決まることになります
全てはやるゲームで決まるのだ……
さいごに
今回はマウスの持ち方についてがっつりと解説しました
かなり頑張ったので、参考になったと思ったらぜひTwitterでお友達にもおすすめしてください笑