はじめに
今回は前回の続きとして、具体的な人数有利の作り方を確認していく
本当に重要なことは前回語っているので、前回の記事を読んでいない人は先にこっちを読んでから戻ってきてほしい
今回は細かい知識を細切れに紹介していく感じになるので、見づらいかも知れないがご了承
ゲーム性による人数有利の作り方の違い
同じFPSでも、ゲームによって効果的な人数有利の作り方は異なる
特に影響が大きいのは体力の量だ
体力が多いゲーム
体力が多いゲームほど人数有利をひっくり返すのが難しい
人数が少ないことによるリスクがアホみたいに大きいので、小手先のテクニックはあまり気にせずチームみんなでくっついて行動するのが基本戦略
最近だとApex Legendsがこれにあたる
体力が少ないゲーム
体力が少ないゲームの場合は、人数不利でもひっくり返しやすいので戦略の幅が広い
人数有利を活かしたい場合は、より繊細な気の使い方が必要になる
ここから解説するのは、基本的に体力が少ないゲームに適応できるものだ
カバー/クロスを組む際の基本
味方が死なないように行う行動をカバー、複数人で互いをカバーできるポジションを作ることをクロスを組むと言う
カバーやクロス組みは、人数有利を保ちながらゲームを進行させる為に最も重要な行動になる
カバーする側
前回も言ったが、『味方を絶対に死なせない』『味方が死んだらカバーは失敗である』という意識が何よりも重要
常に味方をカバーできる位置にいて、味方に死の危険が迫ったら必ず助けるようにしよう
最悪味方が死んでも必ずその場で1キルを取り返す
これがカバーの基本だ
カバーされる側
カバーされる側も独りよがりではいけない
カバーは味方の準備が整っている状態で初めて成立するわけなので、常に味方の状態を見ておくことが必要になる
最初からカバーがないとわかっている状態で撃ち合いを開始する場合、全ての責任は自分にあるということを覚えておいてほしい
カバーが成り立りたたない場合、その原因が自分にないか、きちんと考えよう
クロスを組む際の交戦の順番を考える
クロスを組んでも、交戦の順番を間違えると人数有利に全く繋がらなくなってしまう
以下のような状況で、先に交戦すべきなのは1と2のどちらだろうか
テーマがカバーなので、答えは1が先に交戦するのが正解
2が先行して撃ち合ってしまうと、1の斜線が通らず人数有利にならない
この撃ち合いで2がやられた場合大損害だ
↓の形なら、最悪1がやられても2がキルを取り返すことができる
例は非常に単純な構図なのでわかりやすいが、実際のゲームではもっと細かい斜線が何重にも重なっている
攻め、守りの両方で常にこの基本のカバーが徹底できているチームは少ないはずだ
小技
代表的な小技を紹介する
せーの
複数の方向から同時に飛び出すのは、シンプルながら強力な戦術だ
タイミングが少しずれるとただ複数回1on1を行っただけになるので、タイミングが合っているほど強力になる
金剛力士像
一つの侵攻ルートに対し、180°で挟んでクロスを組む方法
敵に投げ物が無い限りほぼ無敵の守り方になる
逆に投げものを投げられるとめちゃくちゃ弱い
縦クロス
縦にクロスを組んで待つ方法
こちらも金剛力士と同じく崩しにくい
先見えの場所で置かれた場合まず勝てない
できる限り広く斜線を作って撃ち合う
視点移動が長くなればなるほどエイムに時間がかかるので、できる限り広い斜線を作って同時に攻撃するのが複数人での撃ち合いの基本
相手の視野外にいることができればなお理想的
体力が多いゲームでよーいドンで撃ち合う場合は、全員がバラバラの方向に動きながら広く斜線を作れるようにしたい
一人ずつ集中的に狙う
体力が多いゲームで非常に重要なテクニックが、チームメイトと協力し、ターゲットを一人ずつに絞って撃ち合うことだ
一人を集中して狙うことですぐに人数有利の状況にもっていくことができる
一人を無力化できればそこからまた作戦を練り直すこともできるので、非常に重要なテクニックになる
以下、3対3の撃ち合いで、目の前の敵を撃っただけのチーム(青)と、一人をフォーカスして狙ったチーム(赤)の勝敗を図解する
同じ場所から飛び出る場合の3原則
同じ場所から複数人で飛び出るのはリスクの高い行動の為、基本的な動きをチームメイトと共有していなければならない
PUBGのプロリーグでも、一人目が立ち止まって撃ち合いダウンしたことで詰まって結果1対3をひっくり返された瞬間があった
どうすればそれを回避できるのか、同じ場所から複数人で飛び出す際の3つの原則を解説する
①必ず相手の人数のほうが少ないことを確認する
同じ場所から複数人で飛び出す場合、必ずエイムを置いている敵に先制される
その為、相手と人数が同じ場合勝率は著しく低くなる
相手の人数の方が少ないことをまずしっかりと確認しよう
②先行役は大きく飛び出す
原則として、一人目の先行役は大きく飛び出す必要がある
先行が立ち止まってすぐに撃ち合ってしまうと、後続は後ろを回る分時間がかかり戦闘参加時間が減る
最悪の場合は詰まって一網打尽にされてしまう
先行は自分が仕留めきることは考えず、チームプレイ優先で動こう
大きくリードしやすいようにできるだけ移動スピードの速い武器やキャラクターを使うのが理想的
ジャンプ撃ちが使えるゲームの場合は、ジャンプ撃ちで一気に飛び出そう
③体力が多い人が先行
意外に徹底できていないのがこれ
すぐに死んでは先行役の意味がないため、先行役はできるだけ体力が多い人がやるべきだ
今後の展開を有利に進めるためにも、少しでも人数を残せる方向で考えよう
ただし、実力差が大きい場合や、火力差が大きい場合は、弱い側の人が先行したい
ちなみに図解では狭い入り口を想定して横並びにしているが、後ろの空間がある場合は縦並びで待っておくと若干後続が飛び出す時間を短縮できる
さいごに
これ以上語る場合具体的なゲームに触れていかなくてはならないので、今回のところはこの辺にしておく
重要なのは、細かい知識を得ることよりも、自分の頭で考えてみることだ
情報を得たら、自分なりに活かし方を考えよう
それではまたいつかお会いしよう
にゃおんでした(ΦωΦ)